自然仕立て手摘み覆い下茶園は摘採後、枝を深く刈り落とし生育してきた芽を来年の親葉として伸ばし続けます。連日の高温により葉焼けをおこさないよう日除けを全園場に行いました。日除けをしないと葉面温度は「約50度!」干ばつでは無く、葉が一瞬にして火傷状態になります。樹の蒸散と水分供給のバランスが取れない温度となります。
また、5月の新芽摘採時に高遮光と1年間の多肥栽培で樹にもダメージがあり、出てきた新芽が超軟弱な新芽になっているため葉焼けを更に助長します。日除けをすると光合成を阻害しているように感じますが、この高温下では逆に日光を浴びると光合成が低下し土壌水分も奪われ樹も痛みます。
就農した30年前には、考えられない毎年の日除け作業が近年では通年作業になっております。