本年は、昨年とは一転し、暖冬もなく冬らしい冬でしたが、予想以上に冷え込み、春の訪れが少し遅くなっておりました。
ようやく春らしさが訪れ、茶樹も動き出し、葉色も変化し、活発な新芽の生育期に突入です!
新芽の生育期に伴い、霜害対策や肥培管理も重要となる時期になっております!
宇治伝統栽培、「本ず栽培」の第一工程である葦簀(よしず)を棚に上げて、霜害対策の準備です。
この工程は、覆い下手摘み栽培の指針となり、覆いの時期や遮光率を自ら体感でき、非常に勉強になります!
昨今の原油の高騰により製茶工場運転にも多大な影響をおよぼす茶期になりそうです。
この原油高騰は大きなニュースにもなっておりますが、このかげで異常な肥料の高騰と品薄が隠れております。
昨年から4度の値上げです。
化学肥料が作れない程の原料の品薄で、化学肥料が高騰し、品薄により有機肥料が代用され、それに伴い有機肥料も同時に品薄と値上げに繋がり、来年には就農以来、毎年使用していた有機肥料が入手できない可能性も出てきております。
この局面を、今まで蓄積した技術力と創意工夫で、継続した品質維持に努めてまいる所存です!

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