本年度産の摘採製造期が終了し、本年度産の中で最も良いお茶を品評会へ出品するため最善を尽くし約1ヶ月を要した精製作業が終了しました。明日搬入です!
出品茶精製作業をしていると、1年の天候や栽培の反省点や正解が茶葉からハッキリと伝わってきます。栽培も同じで茶樹から伝わり、茶との対話が如何に重要であるかを、再認識されます。
毎年、本当に大変な作業で、手選りから始まり唐箕(トウミ)で風力選別し、昔ながらの宇治篩(竹製のトウシ)を段階的に使い、規程の大きさに切断します。本当に根気と全力を注がないと作れない作業です。同時に一つ一つの工程での気づきが財産になり、自分の作りたいお茶のコンセプトが、ぶれていないかチェックし、来年へフィードバック出来る本当に良い機会になります。
天候や土地は、変わる事がないのですが、作り手で左右される農作物。
私の茶作りのコンセプトが、次世代の息子達に継承され、伝統と革新で宇治茶生産の現場を更に発展させて欲し想いでいっぱいです!
ご支援、ご協力を賜りました皆様に、厚く御礼申し上げます。