来年の新芽の土台となる、秋の施肥が続いております。
そこに、限界を超えた肥料の高騰が直撃しており、死活問題です。
宇治の覆い下手摘み茶は、樹体内に窒素をオーバフローさせて栄養成長に傾け、新芽期に高遮光する事により、テアニンをカテキンに極力変化させない栽培で、旨味=品質を重視した栽培です。
就農当時、有機1袋(20キロ)約500円の肥料が、今では約2000円!高い肥料は、1袋7000円!10aに最低10袋以上投入するためコストが莫大で、更に被覆資材や工場燃料・人件費の高騰も重なっている現状は、覆い下手摘み茶の存続や継承にも悪影響が出てきます。
今まで培った技術を誇示しオール有機を10%単位で配合し、理想の肥料に近づけるため、試行錯誤の毎日です。
国内でも希少な栽培と品質を守り、継承させるターニングポイントが訪れたと実感いたします。

一覧へ戻る

トップへ